- 1.スーツジャケットの袖丈の基準は
- 1-1 親指の先端から袖口までの長さをチェック
- 1-2 ワイシャツが少し見えるのが着こなしのマナー
- 1-3 袖丈は短いほどカジュアルな印象に
- 1-4 女性の場合はシャツの袖口が見えないように
- 2.スーツの袖丈はスタイルに合わせるのもあり
- 2-1 カフスボタンの存在感をアピール
- 2-2 デスクワークの多い女性は袖丈を短めに
- 3.本切羽の袖詰めはできる
- 4.袖丈直しができるお店や相場価格を紹介
- 4-1 袖丈を直せるお店は
- 4-2 袖丈直しの相場価格は
- 4-3 袖丈を直す時間は通常4~6日程度
- 5.袖丈までこだわってスマートに着こなそう
1.スーツジャケットの袖丈の基準は
「袖丈」とは、肩先から袖口までの長さのことです。スーツジャケットの袖丈の長さによってスーツの印象はガラリと変わります。
ビジネスシーンでは袖丈の長さでマナー違反になってしまう場合もあるので、しっかりと基準となる長さをチェックしておく必要があります。
1-1 親指の先端から袖口までの長さをチェック
身長や腕の長さ・指の長さによって個人差はありますが、袖丈は親指の先端から9cm~12cm程度の距離に、スーツジャケットの袖口があるのが理想とされています。
スーツ店で袖丈の長さを測ってもらうのが一番ですが、自分で確かめたいという時には目安にしてみてください。
1-2 ワイシャツが少し見えるのが着こなしのマナー
ビジネスシーンでは、スーツジャケットからワイシャツドレスシャツの袖口が1〜1.5cm程度見えるのが着こなしのマナーです。
スーツジャケットの袖丈とシャツ袖を合わせるためには、スーツジャケットと一緒にワイシャツを購入してぴったりのサイズを知っておくのが効率的です。
ワイシャツにこだわるなら、スーツジャケットに合わせたオーダーシャツを作るのも一つの手です。
手持ちのワイシャツが長すぎる場合は、アームバンドで長さを調節する方法もあるので活用してみてください。
1-3 袖丈は短いほどカジュアルな印象に
スーツの袖丈の長さには流行があり、スーツのデザインによって長さが違う場合もあります。
袖丈は短いほどカジュアルな印象になるため、ビジネスシーンでは注意が必要です。
スーツジャケットの袖丈が長すぎる場合は、袖口からワイシャツが見えずだらしないイメージを与えることもあります。
また、スーツが直接素肌に当たることで生地が傷みやすくなり、汚れも付きやすくなりますから、ジャストサイズの袖丈に直しておくと良いでしょう。
1-4 女性の場合はシャツの袖口が見えないように
男性とは違って女性の場合は、ジャケットからシャツ袖が見えないようにするのが着こなしの基本になっています。
袖口の位置は、親指の付け根から手首の中間あたりにあるのが目安になります。
ワイシャツが長くて袖口から出てしまう場合は、ワイシャツの袖直しをして調節しましょう。
2.スーツの袖丈はスタイルに合わせるのもあり
スーツの袖丈はスタイルに合わせて変えられることもあります。
TPOや着用するシーンを考えて自分なりに着こなしてみましょう。
2-1 カフスボタンの存在感をアピール
袖口を折り返してカフスボタンを留めるダブルカフスシャツは、華やかな印象になることからパーティーなどフォーマルな場におすすめです。
ダブルカフスシャツを着こなす時には、スーツジャケットから袖口が2cm程度出るようにすると、カフスボタンの存在感をアピールできます。
ダブスカフスシャツを着る機会がある人は、スーツジャケットの袖丈を短くしたものを1着持っておくと便利でしょう。
2-2 デスクワークの多い女性は袖丈を短めに
女性の場合、スーツジャケットの袖丈はワイシャツが隠れる長さにするのが基本ですが、ワークスタイルによって袖丈を短くした方がいい場合もあります。
デスクワークではスーツジャケットの袖口が長いことで、生地が擦れて傷みやすくなることもあります。
ワイシャツが1~1.5cm程度出るように袖丈を調節すると、生地の傷みを防ぐことができて安心です。
3.本切羽の袖詰めはできる
袖口のボタンが開閉できる「本切羽」を袖詰めする場合、袖口からボタンホールまでの長さがある場合は袖口から詰めることができます。
袖口から詰めることができない時には、肩口から詰める方法もあります。
しかし肩口から詰めると、シルエットやサイズ感が変わってしまうこともあるため、技術の高いお店で直してもらうことをおすすめします。
袖の詰め方によっては料金が高くなったり、お店によっては対応していないこともあるので、事前に確認してから依頼するようにしましょう。
4.袖丈直しができるお店や相場価格を紹介
ポケットチーフで華やかなスーツスタイルを完成させるには、スーツの着こなしを覚えておくことも大切です。
ここでは、つい迷いがちな着こなしのマナーをご紹介します。
4-1 袖丈を直せるお店は
[スーツ量販店]
既製品のスーツをそのまま着ている人もいますが、スーツ量販店ではスーツの袖丈直しに対応しているところが多くあります。
袖丈以外にも、ウエストの直しやパンツの裾上げなどにも対応しているようですから、自分の体に合わせて調節してもらいましょう。
[洋服リフォーム店]
洋服のリフォームを行っている専門店でも、スーツの袖丈を直してもらえます。
プロフェッショナルな技術を持ったお店もあるため、肩口からの袖詰めに対応してくれることがあります。
ネットで注文を受け付けているお店もあるので、近くにお店がない場合や持ち込む時間がない人は活用してみてください。
[クリーニング店]
クリーニング店では、クリーニングだけでなくスーツの直しに対応しているお店もあります。
クリーニングのついでに袖丈を直してもらうこともでき、宅配サービスのあるお店なら時間がない時にも取りに行く手間が省けて便利です。
[オーダースーツ店]
スーツのプロに袖丈直しを任せたいという人は、オーダースーツ店がおすすめです。
オーダースーツ店では自分の体に合ったスーツを作ってくれますが、体型の変化などで合わなくなったスーツの直しにも対応してくれます。
また、既製品のスーツや他のお店で購入したスーツの直しに対応してくれるお店もあるので、サイズ感にこだわりたいという方にはおすすめです。
4-2 袖丈直しの相場価格は
袖丈直しの価格は利用するお店によって異なりますが、一般的には2000~3000円程度が相場になっています。
袖丈を肩口から詰める場合やジャケットの種類によって価格が変わってくることもあるため、依頼する前に袖丈の詰め方や価格などを確認しておくと良いでしょう。
4-3 袖丈を直す時間は通常4~6日程度
袖丈を直すには通常4~6日程度かかるため、スーツを着るタイミングを考えて依頼する必要があります。
袖丈の直し方や作業にかかる時間、お店の混雑具合によっても仕上がりまでの時間が変化するため、余裕を持って注文することをおすすめします。
5.袖丈までこだわってスマートに着こなそう
スーツジャケットは、サイズ感が合ったものを着るだけでスマートな印象を与えることができます。
特に紺のスーツはタイトにすることで魅力が増すので、サイズが合わないと感じている方は是非試してみてください。
なんとなく着こなしがしっくり来ないという方は、もうワンサイズ直すことでイメージ通りになることもあります。
襟元のフィット感やシワの寄り具合をチェックして、袖丈までしっかりと調節するのがポイントです。
ジャストサイズがわからないという方は、袖丈直しを注文できるお店に相談してみるのも一つの手です。
サイズを調節して、普段のスーツを魅力的に蘇らせましょう。