1.ネクタイピンにこだわる
ビジネスシーンで着こなさなければならないスーツ、派手なおしゃれは難しいですよね。
そんな中で、まず手軽にチャレンジできるおしゃれといえば、ネクタイピンです。
様々なデザインのものがありますが、ビジネスのシーンできらびやかな装飾品は難しいので、派手さのない控えめなデザインのものがおすすめです。
一般的なものとしては、やはりシルバーのネクタイピンが人気です。
シンプルなデザインであればどんなスーツにも合うので、一つあると安心です。
小さなアイテムではありますが、スーツ姿にきらりと光るネクタイピンは人の目に止まりやすく、いつものスーツ姿を格上げしてくれること間違いなしです。
ネクタイピンを留める場所は、背広の第1ボタンからちらりと見える場所がスタンダードとされています。
背広を着ない場合は、シャツの第4、第5ボタンの間に留めます。
ネクタイピンはシャツとの摩擦を防いでくれるのでネクタイが傷みにくく、また食事や洗面所で汚れない、という利点もあります。
おしゃれなだけでなく実用性のあるネクタイピン、是非いつものスーツ姿にワンポイントとして加えてみてください。
2.ワイシャツの柄を変えてみる
スーツの色をいつも変えるのはおしゃれですが、だからといって新調するのも大変です。
そういう時には、中に着るシャツの柄にこだわるのもすぐ実践できるおしゃれです。
無難な無地だけでなく、ストライプやチェックなどビジネスシーンに着用できる柄はたくさんあります。
柄物というと少し難しいイメージがありますが、スーツと同系色の柄を選ぶときれいにまとまります。
また、シャツはその色によっても印象が変わってきます。
青は礼儀正しく冷静さを与えるので、目上の人との商談などにおすすめです。
水色は若々しく爽やかな印象、入社して間もないのならこの色が無難です。
グレーは落ち着いた印象があり、交渉などのある日に使えます。
黄色やピンクなどの明るい色は周りとのコミュニケーションを助ける、朗らかな印象を与えます。
もしビジネス上で色の制限がなければチャレンジしてみてください。
同じくシャツは柄によっても与える印象が変わります。
定番のストライプは、線が太めだとカジュアルすぎる印象があるので細いピンストライプ柄がおすすめです。
チェックの場合も同じく、線が太いとカジュアルで細いと上品に見えます。
またいずれの柄も、色は濃すぎないほうがビジネスシーンには向いています。
3.いつものスーツにベストを加える
新しいスーツを揃えるのではなく、ベストを一着だけ加えるのもおしゃれです。
ベストはビジネスシーンにも向いた大人向けのアイテムで、信頼できる男性の魅力を引き出してくれます。
背広を脱ぐ機会が多い季節には、ベストの着こなしによってコーディネートの幅が広がります。
ベストをきちんと着こなすとお腹周りがほっそりとし、体格に立体感を与えてたくましい体型に見せることができます
。
背広を脱いだままでもきちんとしたイメージを与え、なおかつとてもおしゃれなのがベストなのです。
また冷房などで気温差の激しい環境下でも、ベストを着用していると体温調節ができます。
もちろん、冬場でも背広の中に着込むことによって温かく過ごせます。おしゃれなだけでなく、実用性も兼ね備えています。
ベストにはスーツと同じようにシングル、ダブルとあり、いずれも印象が変わります。
ボタンが一列に並んだシングルは一番オーソドックスな型であり、体のラインを引き締めてくれます。
ボタンが二列のダブルはおしゃれでシックな印象になります。
また襟が付いているものと、付いていないものもありますので、好みの一着をぜひ選んでみてください。
4.ポケットチーフを挿してみる
フォーマルなシーンでは欠かせないポケットチーフ。
ビジネスの場でも、胸元に小さなおしゃれがあるだけで印象はガラリと変わります。
ビジネスシーンでは、シャツもしくはネクタイと同じ色のチーフを挿すのがおすすめです。
折り方も様々ありますが、「TVホールド」と呼ばれる折り方がビジネスシーンに最適です。これは胸元のポケットから、四角く折ったチーフの上部がわずかに見えている挿し方です。
まずはチーフをたて、よこの順に折って四角にします。
さらにポケットの大きさに合わせて三つ折りにします。
最後にポケットの深さに合わせて、チーフの下部を折ってから挿せば完成です。
いつものスーツでも、胸元から見えているチーフだけで紳士的な装いに早変わりします。
ポケットチーフは様々なファッションブランドからも出ているので、お好みのブランドで選ぶのも楽しいです。
スーツなど明らかに目に映るアイテムだけでなく、小さな箇所にこだわりを持つのも紳士らしいおしゃれです。
一枚挿すだけで、背筋が伸びる気持ちになれるポケットチーフ。おしゃれなだけでなく、毎日の仕事に活力を与えくれること間違いなしです。
5.アクセサリーを取り入れる
もし取り入れることが可能な社風であれば、ラペルピンやカフスボタンなどのアクセサリーをスーツにつけるのもおしゃれです。
ラペルピンはスーツの襟元にあるボタンホールへつけるブローチで、会社の社章をつける機会が多い箇所です。
シルバーのさりげないデザインや、スーツと同系色のものなど、ビジネスの邪魔をしないシンプルなものがおすすめです。
さまざまなデザインがあるので、お好みの一点をぜひ見つけてみてください。
カフスボタンは袖にとめるアクセサリーです。
知っているけれど馴染みはない、という方も多いかもしれません。
男性はビジネスシーンではなかなかアクセサリーを付ける機会がありませんが、カフスボタンのコーディネート次第で毎日のおしゃれがぐっと楽しく、上品に仕上がります。
シャツの袖口の裏側と裏側を一緒に合わせ、カフスボタンを表から通して留め具でとめれば、ワンポイントのおしゃれが完成です。
カフスボタンも色やデザインがたくさんありますので、職種や年齢などに似合った素敵なものを探してみてください。
好みのカフスをコレクションして、その日の仕事内容や気分によって付け替えるのも楽しいです。
6.ビジネスにふさわしい大人のおしゃれを楽しんで
ビジネスシーンでのおしゃれは「難しい…」というイメージがありますが、ワンポイントで取り入れてみればとても簡単で手頃に楽しむことができます。
小さなおしゃれを毎日のコーディネートに取り入れることは、仕事のやりがいにもつながるはずです。
いつものスーツ姿を洗練された大人のものにぜひ変えてみてください。