靴下がチラつく残念なズボン丈




一般的なズボン丈は足がすっぽり隠れる10分丈(フルレングス)。
シューズのアッパー部分にズボンの裾口が軽く触れる長さが理想とされています。

しかし、残念スーツ男子のズボン丈は理想よりやや短め。

9分丈とも8分丈とも言えないなんとも絶妙な丈を展開させています。

そのせいで常にチラついている靴下。

「もしや靴ではなく向こう脛に合わせて丈詰めをしたのだろうか。一体なんの為に?」と小首を傾げてしまいます。

目的がよくわからない不思議な丈と丸見え靴下のせいで、せっかくのスーツが台無しです。

柄と柄に柄を合わせる残念柄職人




スーツ、ベスト、シャツ、ネクタイ。

それぞれ様々なデザインがあり、柄物同士でコーディネートするときは頭を悩ませるものです。

おしゃれ上級者でない限り、2つ以上の柄を合わせるのは難しいとされています。

そんな中、残念スーツ男子はおそれることなく全てを柄物で揃えます。

柄スーツ、柄ベスト、柄シャツ、柄ネクタイ。

さらにそこへワンポイントとして柄の靴下をチョイスする猛者も。

どれが何のワンポイントだかわからないほどの柄柄柄柄!

どんな男子であろうとも、柄の森に覆いつくされてはぼんやり霞んでしまうのです。

全てのポケットに物が入っているお道具箱男




スーツの胸ポケットに高級感のある万年筆が入っていると「出来る男だな」という印象を持ちますが、残念スーツ男子の胸ポケットにそんなものは入っていません。

100円均一で買ったであろう赤ペン、ボールペン、シャーペンが雑に刺さっています。

その他のポケットには財布、スマホ、パスケース、名刺入れ、煙草、ライター、家の鍵。

ありとあらゆる物を詰め込み、全てのポケットがパンパンに膨らんでいて、まるでお道具箱のように、常にいろんなものを詰め込んでいます。

物を入れすぎて膨らんだポケットは、女性に限らずNGです。

カジュアルすぎる靴とベルト




適度に抜け感があるカジュアルな着こなしはカッコ良いですが、残念スーツ男子が施すカジュアルは突き抜けています。


靴は薄汚れたスニーカー。

ベルトはコットン素材のガチャベルト。

私服だとしてもいただけない奇跡のコンボを前に、女性たちは絶句するでしょう。

仮に、その汚れたスニーカーとベルトの色が合っていたとしても「だからどうした」の域です。

女性どころか、同性でも清潔感がないと引かれてしまうので、十分に気を付けましょう。

顔が食い込むほど高い襟



残念スーツ男子が身に着ける最大の残念アイテム。

それは、ドゥエボットーニシャツです。

首元にボタンが2つあり、襟が高くなるデザインのシャツです。

ドゥエボットーニシャツは、前を開けてネクタイを締めずに着るのが基本です。

顔周りまでくる高めの襟が小顔効果となり、スタイルが良く見えます。

しかし、残念スーツ男子は基本的に「基本」を無視します。

ドゥエボットーニシャツにきっちりネクタイを締め、その上にきっちりジャケットを羽織ります。

そのため、襟が顔に食い込み、肩は下がり、首元だけが浮いて見えます。

これではなす術もありません。

スーツは着こなしが大事!!




以上、男性の残念なスーツ姿でした。

女性は男性の顔だけでなく、ファッションも細かくチェックしているようです。

小物がダサかったり清潔感がないスタイルでは嫌がられてしまいます。

女性に限らず、ビジネスシーンでも損をする場合があるので、スーツは正しくカッコ良く着こなしましょう。