1.クリーニングに出す頻度は3ヶ月に1回が目安




クリーニングは、あまり出し過ぎてしまうと生地を傷めることがあります。

週に1度着ているスーツだと、3ヶ月に1回程度クリーニングに出すのが目安になります。

着ている頻度でも異なるので、日頃からお手入れをしているスーツなら、大体10回着たら1回のペースでクリーニングに出しましょう。

お手入れができていないスーツは、ニオイが気になったり、シワや形崩れが起きて、スーツが長持ちしないことがありますので、日頃のお手入れをしっかりと行うことが大切です。

2.夏場は頻度を増やそう




夏場と冬場では、汗をかく量も変わってきます。汗を大量にかいたり、汚れが気になった時には、クリーニングに出す頻度目安に限らずに、すぐに出すようにしましょう。

汗やシミは放っておくと取れにくくなる場合もあります。

クリーニングに出す時には、気になる部分をお店の人に伝えて対応してもらうようにしましょう。

3.クリーニング後はカバーを外して保管




クリーニングに出した後は、そのままビニール袋のカバーをかけたまま保管してしまう人も多いですが、ビニール袋のカバーをつけたままだと、湿気がこもりやすくなり、カビやニオイを発生させることがあります。

長期的に保管したい時には、不織布カバーをかけておくとホコリや湿気からスーツを守ってくれます。

4.スーツを長持ちさせるための5つの秘訣




スーツを長持ちさせるためには、日頃の扱い方が大事です。

どんなに高級なスーツを着ていても、ケアがしっかりとできていなければ、すぐに状態は悪くなってしまいます。

ちょっとしたケアでスーツの状態を守ることができるので、ぜひ習慣にしていきましょう。

毎日できる長持ちさせるための5つの秘訣を紹介します。

4-1 ブラッシング




1日着たスーツには、ホコリや汚れがたくさんついています。
生地を傷める原因にもなるので、必ずブラッシングをするようにしましょう。

まず、ポケットの中身を全て出してから、ハンガーにスーツをかけていきます。

軽く手でスーツを叩いてホコリを落としたら、上から下に向かって優しくブラッシングすればOKです。

最後に霧吹きをして陰干しをしましょう。

4-2 汗抜きをして陰干し




スーツに水分があるとカビやニオイ、形崩れの原因になります。

染み付いた汗を取るように、2、3日に1回は汗抜きをしましょう。

スーツの裏側に乾いたタオルを当てて、表側から蒸しタオルで叩いていきます。

叩くことで乾いたタオルの方に汗が吸い取られていくので、汗のかきやすい場所は念入りに叩いていきましょう。

ゴシゴシと擦ると、生地を傷めるので注意してください。

汗抜きが終わったら、全体に霧吹きをして陰干しをすれば完了です。

4-3 連続で着用しない




スーツに限らず、衣服は着ていれば劣化していきます。

長持ちさせるには、なるべく着る頻度を少なくして、休ませることが大切です。

スーツは連続で着用せずに、1日着たら2日は休ませるようにしましょう。

最低でも3着揃えるか、1週間分をローテンションで回せるように、5着揃えるのが理想的です。

着ている環境などでも傷み方は違いますが、夏場は汗などで傷みやすくなるので、多めに揃えておきましょう。

4-4 厚手のハンガーで形崩れ防止




ワイヤーハンガーなど細いハンガーは、スーツの形が崩れてしまいます。

スーツをハンガーにかける時には、形崩れを防ぐために厚手のハンガーを使うようにしましょう。

厚みが3~5cm程度あり、肩部分に丸みのあるタイプはスーツの形を保ってくれます。

パンツは、裾を挟んで吊るすタイプがおすすめです。

ハンガーにかける時には、ボタンをしっかりと留めておくと、形崩れを防止する効果があります。

4-5 霧吹きでシワ取り



スーツを脱いだ後には、霧吹きをしてシワを伸ばしておくと、きれいな状態が長持ちします。

ハンガーにかけたら、全体を霧吹きで湿らせていき、軽く引っ張るようにシワを伸ばしておきましょう。

そのまま陰干しして乾かせば、きれいにシワが取れます。

スチームアイロンがある人は、アイロンが当たらないようにスチームを当てるのも効果的です。

5.長持ちさせてスーツを着こなそう!




スーツは人によって扱い方も着ている環境も違うものです。

クリーニングに出す頻度を参考にしながら、スーツの状態を見極めて、クリーニングに出すようにしましょう。

また、長持ちさせる5つの秘訣を守ることで、スーツをきれいに着ることができます。

正しいケアをして、スーツをかっこ良く着こなしてください。