1.ハンガーにかけたまま! 5分でできるアイロン術




まずは、簡単にシワを伸ばせるハンガーにかけたままできるアイロン術を紹介します。

ハンガーにかけたままでできるので、帰ってきて服を脱いだついでにできるのがメリットです。

アイロン台を出さずにササッとできるので、気になるシワができてしまった時にもすぐに取ることができます。

1-1 必要なアイテムを準備しよう


まずは、5分でできるアイロンがけに必要なアイテムを揃えましょう。

アイロンはスチーム機能のあるものを準備します。
スチーム機能がないアイロンの場合は、霧吹きを用意してください。

スチームや霧吹きで水分を吹きかけることで、熱が繊維に伝わりやすくなり、シワが伸びやすくなります。

スーツに直接アイロンを当てると、テカリが出たり、アイロンの形が残ってしまうことがあるので気を付けてください。

きれいに仕上げるために、当て布も用意しましょう。
当て布は、綿素材の大きめのハンカチなどでも大丈夫です。

あとは、スーツをかけるハンガーを揃えれば準備OKです。

1-2 毎日できるアイロン術 3STEP



STEP1
ジャケットとパンツをそれぞれハンガーにかけて、スチームか霧吹きで全体を濡らしていきましょう。

アイロンで当てる時には、スーツから離してアイロン自体が当たらないように注意しましょう。

シワがついている場所や、肘や膝、背中などのシワがつきやすい場所は多めに吹きかけていきます。

パンツのセンターラインはシワを残したい部分なので、スチームを当て過ぎないように注意しましょう。

STEP2
スチームを当て終わったら、シワを伸ばすように手で引っ張っていきます。

同じ方向ばかりでなく、上下左右に引っ張っていくのがコツです。

生地が温まっているとシワがとれやすい分、つきやすい状態でもあるので、ハンガーにかけたまま行うようにしてください。

伸びないシワがあったら、もう一度スチームをかけて、伸ばしていきましょう。

STEP3
シワを伸ばしたら、そのまま乾くまでハンガーにかけておけば完了です。

湿気や熱が残っている状態はシワがつきやすいので、完全に乾くまで触らないようにしましょう。

また、型崩れを防ぐには、スーツのボタンを止めておくときれいに仕上がります。

ハンガーにかけることで重力が加わるので、よりシワが伸びやすくなります。

パンツをハンガーにかける時には、逆さまにすると重力が増します。

ベルトを通しておくとさらに重みがつくのでおすすめです。

2.基本的なスーツのアイロンがけのポイント




毎日の手軽なアイロンがけだけでなく、時間がある時にはしっかりとアイロンをかけておくと、スーツの状態を保つことができて長持ちします。

アイロンがけのポイントを知っておけば格段ときれいに仕上がるので、休日などにぜひ試してみましょう。

2-1 必要なアイテムを揃えよう


しっかりとアイロンをかけるには、スチーム機能のあるアイロン(スチーム機能がなければ霧吹き)、当て布、アイロン台を用意しましょう。

スーツの形に合わせてアイロンをかけやすくする、袖まんじゅうやプレスボールがあるとより便利にアイロンがかけられます。
持っていない場合は、丸めたバスタオルなどでも代用できます。

2-2 きれいに仕上げるアイロンがけのポイント


スーツをアイロンがけする時には、温度に注意しましょう。

ナイロン・アクリルは110~130℃、ウールは140~160℃、綿・麻は180~200℃を目安にして、アイロンの温度を設定していきます。

片手で生地を軽く引っ張りながら、スチームを吹きかけて、縫い目、ラインに沿って優しくアイロンでプレスしていきましょう。

形を崩さないように整えながらアイロンをかけていくと、きれいに仕上がります。

2-3 順番を守って掛けるとシワが残りにくい


ジャケットは、袖→後ろ身頃→前身頃→ラベル→衿の順にアイロンをかけていくのですが、順番を守ることできれいにシワを伸ばすことができます。

袖をかける時には袖まんじゅうや丸めたバスタオルを中に詰めるとかけやすいです。

パンツは、腰回り→腰回りから裾に向けて→裾の順番にかけていきましょう。

センターラインをプレスするようにアイロンを当てていくのがポイントです。
足元はシワが残らないように丁寧にかけましょう。

3.大切なスーツをきれいに着こなそう!




アイロンがけは面倒に感じてしまうこともありますが、5分でできるアイロンならストレスなくできると思います。

基本的なアイロンがけのポイントも覚えておけば、スーツを長持ちさせることができますので、大切なスーツをいつまでもきれいに着るためにも、ぜひ挑戦してみてください。