1.ネクタイピンのメリットと必要なシーン




ネクタイピンは、その名の通り、ネクタイを留めるための道具ですが、必要性やメリットはどういったことがあるのでしょうか。

ここでは、ネクタイピンをする最大のメリットをさらに細かくご紹介していきます。

ネクタイの劣化防止


ネクタイピンをしないと、ネクタイがぶらぶらして仕事中も書類などに擦れて汚れてしまいます。

その際のダメージで、ネクタイの劣化が早まり、直ぐに買い替えることになるでしょう。

ですので、ネクタイピンをすることによって、書類と擦れることもなくなるため、ダメージを最小限に下げることができます。

お気に入りのネクタイの時は必ず使用するようにしましょう。

食事の時の汚れ防止


意外と多いのが、食事の時にネクタイが食べ物についてしまうこと。

せっかくのランチや、会食、アフター5のデートの時に、ネクタイが汚れてしまっては、テンションがた落ちです。

こんな時こそ、しっかりネクタイピンをしてお食事を思う存分楽しみましょう。

ワンポイントのオシャレ


ネクタイピンをすると、スマートでオシャレに見えます。

シンプルなスーツにワンポイントのアクセントとしてネクタイピンをすると、ビジネスの中でもオシャレ上級者の仲間入りなんてこともあるでしょう。

このように、オシャレな印象を与えられるネクタイピンですが、一番の着用理由として、挙げられるのが「実用的なアイテムである」ということ。

前述で挙げた例の他にも、トイレなど手を洗うシーンでネクタイが水に濡れることを防止できたり、ジャケットを脱ぐシーンでネクタイのズレを防止できたりと、様々なシーンで役に立つアイテムだと言えるでしょう。

2.ネクタイピンをつける際のマナーと注意点




次に、

「ネクタイピンは常にしていないといけないものなのか。」
「ネクタイピンをつけていないとマナー違反なのか。」

という疑問に移ります。

一般的なネクタイピンのマナーとして、「上着を着ない時は、ネクタイをネクタイピンで留めるのがマナー」とされています。

ネクタイは固定していないと、ぶらぶらと動いてしまい、見ていて気持ちのいいものではありません。
接待のときなど、お酌をする際に、ネクタイがぶらぶら動いていては、なんとなく品がないように見えてしまい、マナー違反の印象を与えかねません。

落ち着いた印象を与えることのできるネクタイピンは、接待では必ず着用していただきたいアイテムです。

しかし、実はネクタイピンがマナー違反だといわれてしまうケースも存在します。

オシャレすぎるネクタイピンは悪印象



最近では、オシャレでユニークなネクタイピンがたくさん販売されています。

しかし、個性的で派手なネクタイピンは、チャラい、礼儀がないと思われてしまいマナー違反だと言われてしまいます。

ビジネスでネクタイピンを使用する場合は、派手なものは避けて、シンプルでスタイリッシュなものを選ぶようにしましょう。

葬儀ではネクタイピンをしてはいけない


意外と盲点になりがちな葬儀でのネクタイピン。

黒を基調とした喪服にネクタイピンは目立ちます。

葬儀では、金具が付いているものはさけるというマナーがあるため、オシャレ感覚で付けるのは絶対に避けましょう。

3.マナー違反にならないためのネクタイピンの選び方




マナーだと思ってネクタイピンをしていたとしても、相手にマイナスな印象を与えてしまっては意味がありません。

ここでは、ビジネスシーンでマナー違反にならないための、ネクタイピンの選び方についてご紹介いたします。

【1】装飾のなしのシンプルなデザイン!
前述でもあったように、オシャレを気にしすぎて派手なデザインを選んでしまうと、「無礼な人だ」と周りの方の信頼を失う可能性があります。

また、シンプルなスーツに派手なネクタイピンは浮いてしまうので、シンプルでスタイリッシュなものを選ぶようにしましょう。

【2】素材はシルバーで決まり
シルバーはコーディネートしやすい上に、シンプルで派手なイメージを持ちませんのでビジネスシーンにピッタリ。

また、カラーピンはカジュアルな印象となりますので、あまりビジネスシーンには向いていません。

【3】幅は5~6mmがおすすめ
細いものを選ぶと、スマートでカッコよくも見えますが、その分、強度が弱く壊れやすくもなります。

また、細すぎるものを選んでしまうと、オシャレ感が前面に出てしまいビジネスシーンにおいては不向きなものもあります。

おすすめの幅は、5~6mm。
さほど太く感じることもなく、野暮ったくもなりません。

強度の心配もまったくないので、こちらの幅のものを1つは持っておくといいでしょう。

【4】ネクタイピンの形は「ワニロ式」
ワニ口式のネクタイピンは、クリップひとつでネクタイとシャツをホールドすることができる定番の形です。

実用性もあってとても使い勝手がいいので、初めてネクタイピンを購入する方は、まずはこちらを選んでおけば間違いないでしょう。

4.まとめ




今回は、ネクタイピンにおける常識外れにならないためのマナーをご紹介しました。

良いスーツを着て、仕事にきちんと取り組んでいても、マナーがイマイチだとせっかくのアナタの魅力が半減してしまいます。

ビジネスマナーをしっかり守って、ワンランク上のビジネスマンを目指しましょう。