1.革靴のデザインについて




一口に革靴と言っても様々なデザインがあり、デザインによって印象をガラリと変えてしまいます。まずは革靴の種類とデザインについてチェックしましょう。

ビジネスシーンで、スーツをおしゃれに着こなすなら・ストレートチップ・ウィングチップ・プレーントゥ以上のデザインから選ぶのが無難です。

ローファーや、モンクストラップなど靴もありますが、場合によってはカジュアルな印象になり兼ねませんので、バチッとスーツを着こなしたいなら上記の3つを基準に選ぶようにしましょう。

また、最も基本のデザインはストレートチップの靴になりますのでストレートチップを基本に揃えるようにしましょう。

2.革靴のカラー




革靴のカラー自体はそう多くありませんが、黒、茶を選ぶのが基本だと言えます。

ただし、スーツと靴のカラーは着こなし、印象を決める上でとても重要な観点なので覚えておいてください。

まず、ブラック系のスーツの場合は基本的には黒の革靴を合わします。よく、ブラック系のスーツに茶系の靴を合わせている人がいますが、全体的な印象がぼやけてしまい、適切なカラーコーディネートとは言えません。

続いてスーツの定番カラーである、ネイビー、グレーなどは、黒、もしくは茶系の革靴を合わせるようにしましょう。

黒を合わせると、誠実な落ち着きのある印象になり、茶系の靴を合わせるとこなれた印象になります。

かしこまった場や、正式な場では黒の靴が基本となりますので、黒の革靴は必ず一足は揃えておきましょう。

また、靴のカラーコーディネートの基本ですが、ベルトと靴の色は揃えるという点も忘れてはいけません。
黒系の靴には黒のベルトを合わせ、茶系の靴には茶系のベルトを合わせるようにしましょう。

3.シーンごとで活用したい革靴の素材




革靴と言えば本革が基本ではありますが、素材にも種類があります。

大まかには、スムースレザー・スエードレザーの2種類があり、スムースレザーはツルツルとした手触りのもの、スエードレザーは毛羽立った素材のものです。

ビジネスシーンではスムースレザーが基本となり、カジュアルな印象が強いスエードレザーは携わる業界にもよりますがあまり適していません。

また、スムースレザーにも本革と合成皮革の2種類があり、本革は文字どおり天然の素材を利用した革、そして合成皮革は化学素材で作られた革のような質感の素材です。

一般的に合成皮革は安物という印象がありますが、雨に弱い本革とは違い、悪天候の時でも気にせず履ける合成皮革も靴を綺麗に保つ為には一足揃えておくと良いかもしれません。

4.革靴のソール素材




あまり意識されている方も少ないとおもいますが、実は革靴のソール(地面に着く部分)も様々な素材があります。

大きく分けると・レザー素材・ゴム素材に2種類があります。一般的に値段が高く高級とされているのがレザー素材です。

通気性が良い為、足が蒸れにくく、歩くたびに小気味の良いコツコツとした音が響くので履き心地と同時に満足感の高いソールです。

ただし、水に弱く、雨に濡れた際滑りやすくなってしまうので雨天の際には不向きかもしれません。
また、もともとの値段だけではなく、ソールのリペアもゴム素材と比較すると高額になる点がデメリットです。

続いてゴム素材ですが、レザーとは反対に水に強く、滑りにくい為雨天でも安心して使える他、耐久性も良いのでたくさん歩くという場合に利用したい素材です。

また、スニーカーなどと同様な構造にすることもできる為、疲れにくいものも多いのが特徴です。ただ、見た目の高級感、おしゃれ感はレザー素材と比較すると劣る為、実用的な靴として利用するのが良いでしょう。

5.革靴の印象を決める内羽根と外羽




革靴の印象を決める大事な部分に、靴紐を通す甲の部分の形状があります。

こちらも大きくは・内羽根・外羽根の二つの種類があります。

内羽根は、靴紐を通す部分が靴の甲と一体となっており、シャープな印象になる形状です。
通常ビジネスシーンでスーツと合わせる場合は、内羽根を用いることがほとんどです。

反対に、外羽根は紐を通す部分が靴の外側に出るような形状となっており、ボリュームのあるカジュアルな印象になります。
着用するスーツのデザインにもよりますが、ビジネスシーンではあまり良い印象にならない為注意が必要です。

6.まとめ



今回はできる男のスーツに合う革靴の選び方についてご紹介しました。

注意点は幾つかありますが、大事なのは手持ちのスーツに合うかどうかという点です。

休日に私服で買いに行くよりも、スーツを着用して、いつものスタイルにマッチするかどうかを確かめながら購入するのが良いと思います。

今回ご紹介した情報を元に、おしゃれな靴選びをしていただければ幸いです。