1.ラペルの刻位置は高い方が良い
一般的にあまり意識することがない部分ですが、ラペルの刻み位置は高いほうが主流です。
シャツの襟がスーツに接する部分より刻みが高いほうがよりモダンな印象を与えます。
量販店でもトレンドを意識している店の場合、このようなタイプの製品も多く見られます。
2.VゾーンのしわはNG
いくらフィッティングが完璧なスーツを身につけても、ワイシャツのサイズが合っていなければ元も子もありません。
大きすぎるシャツを着ている場合、ジャケットを着ると一目瞭然です。Vゾーンにしわが出ないサイズのシャツを選びましょう。
3.2つボタンは上のボタンのみ掛ける
現在のスーツは2つボタンのものが主流です。下のボタンは飾りボタンとして上のボタンのみを掛けましょう。
3つボタンの場合は上2つか、真ん中のみを掛けますが、段返りと呼ばれる一番上のボタンホールが隠れている場合は、真ん中の一つのみを掛けましょう。
4.ラペルの返りはふんわりと保つ
仕立ての良いスーツは立体的に作られています。「ロール」と呼ばれるラペルの返りもその一つです。良い物はふんわりと浮き上がっているのが特徴です。
収納時につぶれてしまう可能性もあるため、襟を立てて収納しておけばロールをつぶしてしまうリスクが軽減されます。
5.室内ではフラップをしまう
※出典
イタリアスーツ専門店オーナーの日記
ポケットのフラップは、雨ぶたとも呼ばれるように、雨やほこりを防ぐものです。
本来、室内着としてのスーツはフラップなしが基本です。オフィスや会合などの場面で、フラップをしまっておくと分かる人には感心されるかもしれません。
6.ポケットにものは入れない
ポケットにものを入れてしまうとスーツの生命線であるシルエットが崩れてしまいます。
しかし携帯電話や財布などつい日常的に入れてしまうのも事実です。バッグなどを持ち歩きスーツのポケットは極力使用しないように意識しましょう。
スーツ選びにおいてはサイズ感、シルエットが重要な要素であることは間違いありません。しかしながら何をどう選ぶのか、さらにはどう着こなすのかというものも印象に大きく影響を与えます。スーツを購入・オーダー、その後着用する際には是非上に挙げた6つのことを意識しましょう。