ジャージー素材のスーツとは



ジャージー素材とは編み方の一種で、よくスポーツ用の衣類に使用されている編み方です。

伸縮性・通気性に優れているので、動きやすく熱がこもりにくいというメリットがあり、夏場に着用するのに適しています。

起毛の裏地が付いているものなども販売されていますので、冬場に着られるジャージースーツもあります。

ですが、通気性が優れている分冬場にはあまり向かず、夏場に購入したジャージースーツをそのまま冬場まで着用する、というのは難しいかもしれません。

また、形が崩れやすいので、洗濯機で洗う場合などは干す際にシワを伸ばさないと少し不格好になってしまいます。

商品によって生地の厚みは異なるので、冬場にジャージースーツを着たい場合は厚めのものが向いています。

生地が厚いジャージースーツは、生地が薄いものよりもカジュアルに見えますので、時と場合に合わせて使い分けましょう。

色は一般的な灰色や黒から、青・茶色のものなども販売されています。

もともとカジュアルな雰囲気のあるジャージースーツですので、青や茶色などの色味のものはより一層オシャレ感の強い雰囲気が出ます。

ビジネスシーンで着る場合ですが、まだ入社して日が浅い方や、会社の雰囲気としてあまり軽い感じの雰囲気が好まれないときは、灰色や黒のジャージースーツを着用したほうが無難でしょう。

2.ビジネスシーンで着るジャージースーツ


ビジネスシーンでジャージースーツを着用する場合は、まず会社的にOKかどうかを確かめる必要があります。

オフィスカジュアルが許可されているのか、スラックスなどを着用していいのかをチェックしておきましょう。

オフィスカジュアルOKの場合も、夏場だけ可、といった場合もありますので、上司や先輩の服装を見て着用のタイミングを合わせておきましょう。

ジャージースーツの一着目は、無難な色のものを選んでおけば安心です。

ボトムの色が白・灰・黒のどれでも合わせやすい黒、紺あたりが良いでしょう。


灰色の場合はボトムが全く同じ色であれば問題ありませんが、ジャケットよりもボトムが薄い色であった場合は上下の合わせ方が難しいので、二着目以降に購入したほうが着回しやすいかもしれません。

柄は無地・もしくはストライプが合わせやすいです。

チェック柄は、模様の大きさにもよりますが、オシャレに見えすぎてしまうのでビジネスシーンにはあまり向きません。

生地の厚さは、薄め~普通くらいのものが良いでしょう。

生地が厚すぎるものはカジュアルに見えすぎてしまうので、相手によってはあまり好まれません。

3.ジャージースーツはいくらで買える?






ジャージースーツの価格は安いものであれば5000円~、高いものであれば50,000円程度のものまで幅広く販売されています。

カジュアルシーンで着用するだけであれば安いものでも十分オシャレに見えますが、ビジネスシーンで着用する場合はあまりに生地が薄すぎると見栄えがよくありません。

ビジネスシーンでも着たい場合は、安いものでも生地が薄すぎないものを選ぶか、10,000円くらいのものを購入しましょう。

30,000~50,000円のものを購入する場合は、カジュアルにも着こなせるものを選んで置いたほうがお得かもしれません。

ストライプのジャージースーツはオシャレなのですが、どうしてもビジネスの雰囲気が出てしまうので、カジュアルな服装には合わせづらいです。

高めのジャージースーツを選ぶ場合はストライプ以外のもの、無地のものを購入したほうが普段使いもしやすいでしょう。

また、高めのジャージースーツは裏地がオシャレなことも多いのですが、客先や自社でスーツを脱いだ時のことを考えると裏地が派手すぎるのも考えものです。

購入時には裏地もチェックし、ビジネスシーンで着たい場合はあまりテカテカしていないものを選びましょう。

4.ビジネスシーン用に購入したジャージースーツをカジュアルに


ビジネスシーン用に購入ジャージースーツでも、休日に遊びに行く時にも羽織って行きたい!という日が出てくると思います。

ジャージースーツは前のボタンを閉めずに着用するだけで、一気にカジュアルなスタイルになります。



ですので、スラックスだけでなくジーンズとも合わせやすいです。

また、インナーもドレスシャツからカジュアルシャツ、ポロシャツ・Tシャツなどなんにでも合わせやすいです。

ジャケットが無地の場合はストライプのカジュアルシャツやポロシャツに羽織ればバランスが取れますし、もちろん無地のインナーでも合います。

ただ、上から下まで一色だとまるでこれから仕事に行くようなイメージになってしまうので、ジャケットとインナーを黒で統一するのなら、ボトムはブルーやインディゴブルーのジーンズを合わせるとカジュアル感を出せます。

白のボトムを選ぶ時は、黒のトップスだとかっちりとした雰囲気になりすぎてしまうので、インナーを灰色のTシャツにすると程よく抜けている感じがでて親しみやすくなります。

春や秋であれば紺かカーキのニットをジャケットの下に着るのもよい雰囲気が作れます。

5.ジャージースーツを長持ちさせよう




もともとシワになりやすいジャージースーツですが、毎日少しだけ手を加えてあげることでスーツを長持ちさせることも可能です。

毎日帰った時に消臭・除菌スプレーをかけたり、ブラシを当てたりすることで一日の汚れを落とし、スーツが長持ちしやすくなります。

夏場は特に汗をかきやすい季節ですので、除菌スプレーだけでもしておきたいですね。

また、スーツは1日休ませるのがいいと言われます。

もし可能であれば購入時に2着くらい買っておき、交互に着用すれば2着とも長持ちしやすくなります。

クリーニングに出すことを考えるともう1着、合計3着くらい用意しておくのが理想です。

スーツを休ませる時は必ずハンガーにかけ、風通しの良い日陰に干しましょう。

太陽光に当たると日焼けしてしまいます。

また、ハンガーはアルミハンガーなど細いものだと肩の部分から形が崩れてしまいます。

必ず肉厚のスーツ用ハンガーを使用してください。

スーツをクリーニングに出した後は、クリーニング店がかぶせてくれたカバーが被せられていると思います。

ホコリが気になる場合も必ずカバーは外しておきましょう。

カバーをかけたままにしておくと中に湿気がこもり、スーツがいたむ原因になり、酷い場合はスーツにカビが生えてしまいます。

6.ジャージースーツを着こなそう


ジャージースーツは軽くて動きやすいので、通常のスーツよりも肩も凝りづらく、仕事もしやすいです。

また、少し着崩したりアクセサリーを足したりすることで休日やアフターファイブにも着ていけるのがメリットです。

着心地の良いものを選んで、毎日を快適に過ごしましょう!