1.スーツは本来オーダーで作るもの




スーツは、そもそもヨーロッパを発祥とする貴族の正装で、現代のスーツが誕生する以前は燕尾服やモーニングコートと呼ばれる丈の長いものが正装として着用されていました。

1900年代に入ると気軽に着られる普段着として丈の短いラウンジスーツが誕生し、このラウンジスーツが現代のスーツの原型となっています。発祥地であるヨーロッパにはそもそも既製品のスーツを着るという文化がなく、現代でもほとんどの方がスーツをオーダーしています。

では、どこで既製品の文化が生まれたかというと、スーツが独自の進化を遂げたアメリカでの事です。

アメリカは建国後、様々な民族が入り混じったため、伝統ではなく個性が重んじられるようになりました。
その結果、正装としての意味とは別にオシャレ着としてスーツが考えられるようになり、着心地やシルエットよりも、個性的なデザインの既製品のスーツが重宝されるようになりました。これが既製品文化の誕生です。

とはいうものの、アメリカでもフォーマル用のスーツは、基本的にオーダーするものとして認識されておりフォーマル、カジュアルで購入方法が分けて考えられています。

つまり、過度な装飾や個性的なデザインで着る事ができないフォーマル用のスーツは、オーダーをして初めて、着心地良く、さらにはシルエットの美しさを楽しめるようになるのです。

2.オーダースーツって高いんでしょ?オーダースーツの種類と値段




オーダースーツと聞くと、何十万円もするスーツをイメージしてしまいがちですが、実は、オーダースーツにも大きく分けると3種類のものがあり、値段もピンキリ。

まずは、簡単にオーダースーツの種類について解説いたします。

2-1 全てが思い通り「フルオーダー」


細かな仕様まで全て思い通りになる代わりに、10数万円から高いものだと30万円以上するものもあります。

2-2 手頃で試しやすい「パターンオーダー」


デザインはあらかじめ決められている見本の中から選ぶ形になりますので、フルオーダーほどの自由度はありません。

値段は、オーダースーツの中ではもっとも安く2,3万円から作れ、手軽に試せるオーダー方法です。

2-3 手頃で試しやすい「ちょうど中間の「イージーオーダー」


デザインはあらかじめ決められている見本の中から選ぶ形になりますので、フルオーダーほどの自由度はありません。

値段は、オーダースーツの中ではもっとも安く2,3万円から作れ、手軽に試せるオーダー方法です。

3.30代が絶対にオーダースーツを手に入れるべき3つの理由




それでは、本題の30代がオーダースーツを手に入れるべき3つの理由についてご紹介していきたいと思います。

3-1 仕事の中身も重要だが、やっぱり見た目も大事


30代になると、出世など会社での今後の進退が決まっていくタイミングです。

そんな時もっとも大事なことは「仕事ができるかどうか」だと思いますが、次に大事なのは第一印象を決める「身だしなみ」ではないでしょうか。

例えば、仕事の出来具合や、年齢が同じ二人の営業マン。

どちらを出世させるか迷った時、片方はスーツがだらしなく汚い、もう片方は体型にフィットしたスーツで清潔感が漂っていたら、どちらを選びますか?

もちろん後者ですよね。

スーツというのは単なる服である前に、印象を左右するツールでもありますので、今後のキャリアのためにも、これまで以上に見た目に気を遣うことが重要となります。

3-2 感度が下がると成長が止まってしまう


ビジネスで成功をするためには感度高く、常にアンテナを張っておくことが重要です。

しかし、30代になると結婚や日常へのマンネリ化で、20代のような勢いがなくなってきます。

その結果、流行やニュースに疎くなり、感度も悪くなり、さらには仕事の成長まで遅くなってしまいます。

今まで既製品のスーツを着ていた人も、オーダースーツにチャレンジすれば、少なくともファッションへの興味や、周りの目を気にするようになります。

周りの目を気にするようになれば、オーダースーツが鈍り始めた感度を高めるきっかけをくれるのです。

3-3 30代をどう過ごすかで人生が決まる


30代はビジネスにおいても、プライベートにおいても非常に重要な時期です。

30代の過ごし方1つで良くも悪くも変化しますので、これまでやったことのないことにも、精力的に手を出し視野を広げていかなければなりません。

これまで既成品のスーツしか着たことがない、という方は是非、このタイミングで自分をステップアップさせるきっかけとして、オーダースーツにチャレンジしてみると良いでしょう。

4.スーツは心を映す鏡!身だしなみを磨いて大人の魅力を手に入れよう




3つの理由をご紹介しましたが、もう一つ知って頂きたいことがあります。
それは「スーツは心を映す鏡」であるということです。

スーツをカッコよく着こなすためには、スーツだけではなく、シャツ、靴、ベルト、ネクタイなど全体のバランスを考慮し、細部に気を使う必要があります。

一時的には出来たとしても、毎日「カッコイイ」と思われる着こなしをするのは、意外と難しいことです。

なぜなら「この組み合わせが最高にカッコイイ」と思ったからと言って、いつも同じ組み合わせで出勤していると、「デジャヴか」と思われたり、逆に「制服みたいでダサイ」と思われてしまうからです。

また、
・シャツにアイロンを当てるのを忘れていた
・靴下をちぐはぐに履いていた
・組み合わせがグチャグチャ
などのうっかりは即ち「仕事の出来」にもつながっているのです。

身だしなみをきっかけにして「細部にまで気の使える人」になることで、必然的に大人の魅力というのが滲み出てくるものでしょう。

5.オーダースーツにチャレンジして中身も見た目も魅力的な人になろう!




今回は、30代に向けて、オーダースーツを手に入れるべき3つの理由をご紹介いたしました。

オーダースーツは、意外と低価格からでもチャレンジできますが、既製品しか着たことない方であれば、袖を通した瞬間に違いがわかるほど着心地が良いものです。

次回、スーツを購入する際は、オーダースーツにすることをおすすめします。