1.タックの基本知識を覚えよう点




まずは、タックの基本知識を覚えておきましょう。

タックについて知っておくことで、自分に合ったスーツの着こなしのヒントになります。

タックの意味やその役割をご紹介します。

1-1 タックってなに?


タックは、パンツの前側にある、折りたたまれたヒダ部分のことで、プリーツといわれることもあります。

タックが入っていないパンツを「ノータック」、左右に1本ずつなら「ワンタック」、左右に2本ずつなら「ツータック」と呼びます。

また、外側に折りたたまれているタックを「アウトタック」、内側に折りたたまれているタックを「インタック」と呼ぶので覚えておきましょう。

1-2 タックの役割は?


タックの基本的な役割は、パンツを履いた時に動きやすくすることです。

生地を多く使い、折りたたんでタックを作っているため、お尻回りにゆとりができ、体型が大きい人でも履きやすくなります。

タックがないと、体にフィットするタイトなシルエットになり、タックがあるとゆったりとしたシルエットになります。

また、装飾としての役割もあり、タックがあることで、クラシカルな印象や、エレガントさを演出することができます。

2.スーツ姿がおやじクサくなる原因は?




おやじクサい印象を与えるのは、タック入りのパンツだけではありません。
ここでは、おやじクサくなるスーツの着こなしと、改善策をご紹介します。

2-1 自分の体型に合っていない


スーツ姿がおやじクサくなるのは、体型に合っていない着こなしが原因になっている場合があります。

スタイリッシュな印象を与えるノータックを選んでも、体型によっては、ピチピチとして、無理して穿いているように見えます。

タック入りのパンツでも、自分の体型より大きいと野暮ったくなり、おやじクサく見えてしまいます。

ノータックは瘦せ型や標準型、ワンタックは標準型やお尻や太ももが大きい人、ツータックは体型が大きい人に向いているとされています。

パンツ(スラックス)を綺麗に着こなすうえで一番大事なのは、自分の体型に合っているものを選ぶことです。

鏡の前に立って、小さすぎないか、またはゆったりしすぎていないかを確認しましょう。

2-2 全体のシルエットのバランスが悪い


ひと昔前のダボっとしたスーツスタイルだと、タック入りパンツのおやじクサさが際立ってしまいます。

しかし、シルエットが美しいジャストサイズのスーツだと、同じタック入りのパンツでもスタイリッシュに見えます。

スーツを着こなす上で大事なのは、全体のシルエットとバランスです。

これらが乱れていると、だらしなかったり、おやじクサい印象を与えてしまいます。

・体型と合っているか
・全体のバランスは良いか
・シルエットは綺麗か

この3つを心がけて、スーツを選ぶようにしましょう。

3.タック入りパンツは今履きこなすべき!




おやじクサいといわれたタック入りパンツですが、近頃トレンドの波に乗って、見直されているのをご存知でしょうか?

時代で変化するトレンドを取り入れるのも、スーツの着こなしには重要なことなので、しっかりとチェックしましょう。

3-1 時代で変わるタックのトレンド


スーツスタイルは、時代とともにトレンドがあり、かっこいいといわれる基準も時代ごとに変わっていきます。

ノータックのスリムスーツが流行り始めると、タック入りのスーツは時代遅れでおやじクサいイメージを持たれるようになりました。

しかし、最近ではクラシックスタイルのスーツがトレンドになりつつあり、クラシックスタイルには欠かせないタック入りのパンツが再び注目を集めています。

3-2 タックで魅せる30代オーバーのクラシックスタイル


30代オーバーにぜひ挑戦して欲しいのが、ジャケット・ベスト・パンツがセットになったスリーピーススーツです。

トレンドのクラシックスタイルでもあり、タック入りのパンツも、エレガントにかっこよく穿きこなすことができます。

スリーピーススーツはベストを着用するため、ジャケットを脱いだ時も、スマートに着こなせます。

若い世代にも人気で、大人の男にしかできない、色気のある着こなしができるでしょう。

4.自分らしいスーツの着こなしを楽しもう




ノータック、またはタック入りのパンツを選ぶ時には、自分の体型や、与える印象を考えて決めるのがいいでしょう。

スーツ姿に自信が持てないという人は、まず自分のサイズに合ったスーツであるか、全体のシルエットやバランスは良いかを確認するのが大切です。

トレンドをほどよく取り入れながら、スーツを自分らしく着こなしましょう。