- 1.まずは本当にネクタイでいいのかを考えよう
- 2.喜ばれるネクタイの選び方
- 2-1 ネクタイの色が与える印象と選び方
- 2-2 シチュエーションで選ぶおすすめの柄
- 2-3 ネクタイの素材は季節をアピールする!
- 2-4 以外に見落としがちな「幅」
- 3.一方通行ではない「相手に合う」ネクタイ選びを!
1.まずは本当にネクタイでいいのかを考えよう
男性へプレゼントを贈る際、選びがちなアイテムの二大巨塔である靴下とネクタイ。
しかし、まず確認するべきポイントがあります。
それは、「贈ろうと思っている相手がネクタイを使う人なのか」です。
まだまだ日本ではスーツを着用して出勤する企業が大半ではありますが、私服での出勤を許す企業も最近は増えてきています。
仕事でスーツを着用することのめったにない男性だと、普段使うネクタイは数本で事足りてしまいます。
こうした方には、ほかのプレゼントがいいかもしれません。
その一方で、仕事でスーツを着用する男性の場合には、やはりネクタイは鉄板のプレゼントです。
2.喜ばれるネクタイの選び方
さて、ネクタイを贈ることを決めたら、まずはその相手がどのようなシチュエーションで働いたり、ネクタイを使うのかを考えてみましょう。
スーツを着る場面といってもさまざまな場面が考えられます。
オフィスカジュアルがOKな職場で、少しおしゃれなものを着用している…
会議や他社との折衝の場で、少しカッチリとしたものを着用したい…
営業に行く際などは、信頼感を出しながらも親しみやすさをアピールしたい…
このように、少し考えただけでもいくつものシチュエーションが考えられます。
ただネクタイといっても、非常に奥深い世界なのです。
2-1 ネクタイの色が与える印象と選び方
さて、ここからは具体的なネクタイの選び方をご紹介していきます。
まずは「色」です。
ネクタイの色は、パッと見で一番最初に入ってくる情報であり、もっとも重要な要素であるともいえます。
まずは贈る相手のスーツ姿を想像してみましょう。いくらネクタイ単体でかっこいいものでも、結局はシャツと一緒に着用するものですから、シャツとの相性が悪ければ話になりません。
基本的には、シャツと同じ色の系統のネクタイを選ぶと失敗がありません。
例えば、青系のシャツを多く着ることの多い人であれば、青系統のネクタイが良いです。
ほかにも、ふだん着ているようなものと逆系統の色のネクタイを選ぶのも、OKです。
青いものをよく着用する人であれば、赤系のものを贈ると、ワンポイントのアピールになり、おしゃれに見えるようになります。
贈る相手がどんなものをふだん着用するのかイマイチわからない、という場合には白いシャツをふだん着ていると仮定してみましょう。
白いシャツであれば、基本的にどんなネクタイとも相性は良いです。
青色系統
青色系統のネクタイは、一般的に「誠実さ」などの落ち着いた印象を相手に与えます。
ビジネスの場において最適な色と言えるかもしれません。
赤色系統
赤色系統のネクタイは、その暖かい色味もあり、「情熱」などの活力を相手に与える傾向にあります。
自分をしっかりともっている男性に贈るのに適した色でしょう。
ピンク系統
ピンクは一部では「イケメンの色」とも言われており、女性に対して好印象を与えるものですが、比較的、着用する人を選ぶ色でもあります。
黒系統のスーツと似合う色でもあるので、黒系統のスーツをよく着ている人に贈るのが◎です。
茶色系統
茶色系統のネクタイは、地味な印象かもしれませんが、裏を返せば「安定」や「堅実」をあらわす質実な色であるともいえます。
青色系統のものと同じく、ビジネスに重宝するネクタイの色です。
灰色系統
灰色系統の色は「優雅さ」や「上品さ」をアピールできます。
中でも光沢のあるものは、その傾向が強く、スタイリッシュに見せることができ、根強く人気の色です。
色としての主張が激しくなく、ほとんどのスーツ・シャツに合わせることができるので、プレゼント向きかもしれません。
2-2 シチュエーションで選ぶおすすめの柄
ネクタイの色を決めたら、次に選ぶべきは「柄」です。
一般的に無難なものは無地ですが、プレゼントで贈るものならば、柄物を選んでみましょう。ここでは、シチュエーションごとにオススメの柄を以下の表にまとめてみました。
おススメのシーン | ネクタイの柄 |
ビジネス | 無地・ストライプ・小紋・チェック |
カジュアル | ストライプ・ドット・クレスト |
パーティーなど | ペイスリー・パネル・ドット |
無地やドット、チェックなどの柄をご存知の方は多いですが、「小紋とかクレストって?」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方のために、以下にご紹介いたします。
小紋柄
小紋柄は、クレスト柄の一部で、小さな模様を規則正しく配置したデザインです。
デザ三角形、四角形、結晶型、江戸小紋などがあります。
クレスト柄
クレストとは「紋章」のことで、ネクタイに紋章がいくつも配置されたような柄のことを指します。
カジュアルな場面では、クレスト柄にストライプを交互に配置した「ロイヤルクレスト」が人気です。
2-3 ネクタイの素材は季節をアピールする!
色や柄だけではなく、素材も選ぶべき要素の一つです。
特に、ネクタイの素材は季節感をアピールするのに格好の要素です。
例えば麻素材なら夏向き、ウールなら冬向きです。
また、シルクのように通年で使えるものもありますので、一年中着用してほしい!というようなものは、通年で使える素材のものを選ぶと良いでしょう。
2-4 以外に見落としがちな「幅」
最後のポイントは「幅」です。
一般的にはネクタイのネクタイの最も幅が広いところ(大剣幅)をスーツ・ジャケットの下襟の最も幅が広いところ(ラベル幅)と揃えるとバランスよく見えると言われますが、なかなかスーツの幅のチェックは現実的ではありません。
現在主流になっているフォーマルスーツのラペル幅はおおよそ7.5~9.0cmほどです。
それに合わせて、ネクタイの大剣幅もおおよそ7.5~9.0cmほどのものが店頭に並んでいますので、ビジネス用のネクタイを選ぶ際はそのあたりから選べば問題ないでしょう。
あまりに細いタイプのネクタイ(ナロータイ)はビジネスシーンで使うことはお勧めできませんので、注意しておきましょう。
3.一方通行ではない「相手に合う」ネクタイ選びを!
自分ではなかなかわからない場合は、直感で選びがちのネクタイですが、これでしっかりと相手に合わせたネクタイ選びができるのではないでしょうか。
相手に末永く使ってもらえるようなネクタイを贈れたらいいですね!