- 1.ワイシャツの代表的な襟型の種類
- 1-1 レギュラーカラー
- 1-2 ワイドスプレッドカラー
- 1-3 ボタンダウン
- 1-4 ドゥエボットーニカラー
- 1-5 クレリックシャツ
- 1-6 ウイングカラー
- 2.シーンに合わせた襟型の選び方
- 2-1 ネクタイと合わせたビジネスシーンで着る場合
- 2-2 ノータイでクールビズやカジュアルシーンで着る場合
- 2-3 結婚式やパーティーのフォーマルシーンで着る場合
- 襟型でシャツを選ぶオシャレ上級者へ
1.ワイシャツの代表的な襟型の種類
まずはワイシャツの代表的な襟型を6つご紹介します。
襟型ごとの特徴やおすすめポイントをみていきましょう。
1-1 レギュラーカラー
レギュラーカラーは最も一般的な襟型で、襟の羽の開きが75度から90度のものになります。
★おすすめポイント
レギュラーカラーのワイシャツはビジネスやフォーマルに限らずどこでも使え、どんなジャケットやネクタイにも合い、かつどんなシーンでも間違いなく使えるのでおすすめです。
1-2 ワイドスプレッドカラー
襟羽開きの角度が広い襟型です。
レギュラーカラーは75度から90度の襟羽開きに対して、ワイドは100度から140度前後になり、襟足がやや高いです。
レギュラーとワイドの中間の、セミワイドという襟型もあります。
また、イギリスのウィンザー公爵が好んで着用したことから、ウィンザーカラーとも呼ばれています。
★おすすめポイント
首周りがすっきりして見えるので、スマートな印象を与えることができます。
首周りが締まっているスタイルが苦手な方は、ワイドの襟がおすすめです。
1-3 ボタンダウン
ボタンダウンは襟羽にボタンがついた形になります。
角度がレギュラーカラーと同じ、75度から90度のものが多いのが特徴です。
★おすすめポイント
ネクタイを外しても様になるので、クールビズなどのシーンではとてもおすすめです。
近頃はクールビズを推奨している会社が多く、ビジネスシーンでボタンダウンを見かける機会が増えています。
★注意点
今やビジネスシーンで主流となっているボタンダウンですが、もともとはスポーツ用のシャツを参考に作られたものです。
そのためカジュアルなスタイルになりがちなので、結婚式や冠婚葬祭には好ましくありません。
大事な商談やプレゼンがあるときは服装がビジネスに影響を与えることもあるので、注意が必要です。
クールビズには非常におすすめですが、ここ一番の時には選ばない方が無難です。
特に冠婚葬祭や結婚式などでは着ないようにしましょう。
1-4 ドゥエボットーニカラー
ボタンダウンカラーの襟羽の部分のボタンが1個のものに対して、2個のボタンがあるワイシャツです。
ドゥエボットーニという言葉はイタリア語で「ボタンが2つある」と言う意味です。
★おすすめポイント
ボタンダウンに比べて襟が高めです。そして大きく開くので襟の存在感があります。
ノータイで襟羽のボタンを開ける着こなしがおすすめで、クールビズでの着用が最適です。
★注意点
ボタンダウンと同様に、時と場合を選ぶ必要があります。
しかし、ビジネスシーンやフォーマルシーンでは場所を選ぶので注意しましょう。
1-5 クレリックシャツ
襟とカフスの部分が白いシャツを、クレリックシャツと呼びます。
聖職者クレリックが着ている服に似ていることが由来です。
★おすすめポイント
イギリスのクラシックなイメージがあり、とてもオシャレです。
ドレッシーなシャツなので1枚羽織るだけで知的な印象になります。
★注意点
オフィスカジュアルがOKの会社では最適ですが、きっちりとした正装を求められるオフィス、冠婚葬祭には不向きです。
1-6 ウイングカラー
男性の礼装用のシャツです。
ウイングと言う呼び名の通り、襟先が翼のように前で小さく折り返り、後ろは首にそった立ち襟になっています。
イギリスのアスコット競馬場で貴族たちが正装に用いたことで流行したといわれています。
★おすすめポイント
蝶ネクタイやアスコットタイとの相性が抜群で、フォーマルシーンにはもってこいのシャツです。
★注意点
モーニング・ディレクターズスーツ・燕尾服・タキシードを着る時のシャツになります。
本来礼装の時に着るものなので、普通のスーツと合わせる時は同じ生地のフォーマルベストを取り入れましょう。
2.シーンに合わせた襟型の選び方
どんな襟型が最適なのかは、シーンによっても変わってきます。
ここではワイシャツの襟型の正しい選び方を、シーンごとにご紹介していきます。
2-1 ネクタイと合わせたビジネスシーンで着る場合
ビジネスシーンで着用する場合はおすすめはレギュラーカラーです。
真面目や誠実といったイメージを与えることができます。
大事な商談やプレゼンなどで選べば、まず間違いはないでしょう。
ジャケットやネクタイとの相性もバッチリです。
レギュラーカラーの他にも、ワイドカラーやホリゾンタルカラーもおすすめです。
ネクタイの結び目を大きくすることで、普段とは違った印象を与えることができます。
2-2 ノータイでクールビズやカジュアルシーンで着る場合
ノータイで着るならボタンダウンカラーやドゥエボットーニカラーがおすすめです。
どちらも首元が綺麗に見え、個性を引き出してくれます。
レギュラーカラーでのノータイは襟が倒れてしまい、だらしない印象を与えてしまうことがあるので注意が必要です。
2-3 結婚式やパーティーのフォーマルシーンで着る場合
フォーマルなシーンで最も良いのはウイングカラーです。
アスコットタイと合わせるとさらに、素敵な装いを演出できます。
ウィングカラーに普通のネクタイを合わせても間違いではないですが、フォーマルな印象からはやや遠ざかってしまいます。
よりフォーマル感を出すには、蝶ネクタイやアスコットタイを選ぶ方が良いでしょう。
襟型でシャツを選ぶオシャレ上級者へ
ワイシャツの襟型には様々なものがあり、襟型によって印象がガラリと変わるということがおわかりいただけたでしょうか?
ビジネスやフォーマルなど、シーンによってワイシャツの襟型を使い分けることはとても大切です。
適したワイシャツの襟型を選び、ぜひオシャレ上級者を目指しましょう。