- 1.蝶ネクタイに合うシャツはウイングカラーシャツ!
- 2.蝶ネクタイはレギュラーカラーシャツにもぴったり!
- 3.シャツのカラーや蝶ネクタイの種類にもこだわろう!
- 4.定番の黒だけでなく、柄の入った蝶ネクタイもおしゃれ!
- 5.蝶ネクタイの結び方
- 6.フォーマルな場でもおしゃれを楽しもう!
1.蝶ネクタイに合うシャツはウイングカラーシャツ!
フォーマルな場におけるメンズファッションの中でも、知的でありながら個性的な印象を与えてくれるのが蝶ネクタイです。
この蝶ネクタイを着用する際には、シャツの襟の大きさに気をつける必要があります。
蝶ネクタイに合うシャツとして最も定番なのはウイングカラーシャツです。
このシャツは襟の全体が首回りを包むようにして立ち上がり、襟先のみが前に折り返されているため、まるで鳥の翼のように見えるというもの。
昔からフォーマルな場所で使用されてきたシャツで、現在でもタキシードやモーニングに最も合うシャツとして着用されています。
フォーマルな雰囲気に加えて襟先が短いので、蝶ネクタイとの相性も抜群です。
ウイングカラーシャツには大きく分けて3種類あります。
胸の部分に芯の入った堅い生地で縫い合わされているものは「イカ胸」と呼ばれており、夜の礼装品として定番のシャツです。
胸部分にプリーツをあしらったシャツは「ヒダ胸」と言い、こちらは朝から夜まで様々な場面で多く使用されている汎用性の高さが魅力です。
タキシードやモーニングではなくスーツに蝶ネクタイを合わせたいという人は、「イカ胸」や「ヒダ胸」のシャツだとフォーマルの度合いがアンバランスになってしまうので、「プレーン」のウイングカラーシャツを着用するとよいでしょう。
2.蝶ネクタイはレギュラーカラーシャツにもぴったり!
ウイングカラーシャツを持っていないという人は、通常のレギュラーカラーシャツでも蝶ネクタイをおしゃれに着こなすことができます。
ポイントは襟の大きさで、ロングポイントのシャツよりも襟先が小さいショートポイントのシャツの方がより蝶ネクタイと合わせやすいでしょう。
シャツを選ぶ際に気をつけるべき点はシャツの番手です。
ワイシャツの生地にはさまざまなものがありますが、結婚式のようなフォーマルな場で着用する場合にはオックスフォードシャツなどよりも番手が高く光沢感のあるものの方がよいでしょう。
一般的に50番手から120番手のシャツがフォーマルなシャツとされています。
また本来カジュアルなシャツであるボタンダウンシャツは、フォーマルな装いである蝶ネクタイとは合わないものとされていますが、カジュアルな様式の披露宴や二次会のような場でしたら敢えて合わせて着崩してみるのもおすすめです。
そのほか着こなしのポイントとしては、蝶ネクタイはネクタイよりも胸元が寂しくなってしまいますので、気になる人はベストを着用したりボタンに色の付いたシャツを着用するのもよいでしょう。
3.シャツのカラーや蝶ネクタイの種類にもこだわろう!
蝶ネクタイにシャツを合わせる場合、そのカラーに特に決まりがあるというわけではありません。
ただし、シャツのカラーは本来白が最もフォーマルな色とされており、格式の高いホテルでは白のシャツを求められることもあります。
厳粛な雰囲気の場所や大事な場面では蝶ネクタイには白のシャツを合わせたほうがよいでしょう。
一方でよりカジュアルな雰囲気である披露宴や二次会のような場では、カラーシャツを合わせるのもおすすめです。
そのような場合には柄の入ったシャツでも構いませんが、蝶ネクタイの種類によっては無地の方が合わせやすいです。
また一口に蝶ネクタイといっても、様々な種類があります。
蝶ネクタイの中で最も一般的なものは蝶が羽を広げた形のバタフライボウタイですが、そのほかにもタイの両端が三角形にとがっているポインテッドエンドボウタイや、結んだときに両端が一直線になるクラブボウタイなど様々なものがあります。
【バタフライボウタイ】
【ポインテッドエンドボウタイ】
※出典
Brooks Brothers
【クラブボウタイ】
※出典
WEAR
ポインテッドエンドボウタイは比較的カジュアルなパーティーで着用されることが多く、一方でクラブボウタイはバタフライボウタイよりもよりフォーマルな印象を与えたい場合におすすめです。
4.定番の黒だけでなく、柄の入った蝶ネクタイもおしゃれ!
もしもドレスコードが「ブラックタイ」であった場合には、黒で無地のものを選ぶことが大切ですが、それ以外の場合には様々なカラーや柄のものでおしゃれな着こなしを楽しみましょう。
例えば黒よりもフォーマル度が軽減され、濃い色のスーツとも相性が良いネイビーや、ネクタイでも人気の高いシルバーもおすすめです。
ただし注意するべきポイントは、白の蝶ネクタイは新郎のイメージが強いということです。
結婚式の場で着用する場合などは白は避けるようにしましょう。二次会などカジュアルな場であれば、白の蝶ネクタイを色身のあるシャツと合わせてコーディネートするのもおしゃれです。
また蝶ネクタイはネクタイよりもサイズが小さいため、色柄を取り入れやすいのが魅力です。柄の定番としては水玉やストライプ、チェックがあります。
水玉はドットが小さいもの、ストライプはボーダーが太いものの方が合わせやすいでしょう。
チェック柄はカジュアルな印象になりますので、正式な場にはあまり適していません。
アニマル柄の蝶ネクタイや素材が革の蝶ネクタイも結婚式にはふさわしくないので避けるようにしましょう。
5.蝶ネクタイの結び方
※出典
Dracaena
まず最初に片側を数センチ程度長くした状態で首に巻きましょう。そしてネクタイの両端を持って交互に合わせ、長い方が上になるように重ねます。
長い方を短い方にくぐらせるようにして一度結びますが、この時、後で微調整をするのでゆるめに結んでおくことが大切です。
次に中心の部分がリボンの形になるように、首元で折っていきます。
中心の部分を軽く押さえながら折っていくとリボンの形を作りやすいでしょう。長い方の端は、シャツのボタンの上にくるよう垂直にします。
そしてリボンの中心部分を意識しながら、長い方のネクタイをリボンの形へと折っていきます。
この際には折り目をつけた短い方を下に敷き、押さえたままで折るようにすることが大切です。
そうして長い方のネクタイの先をリボンの中心になる輪の間に通し、左右のバランスを調整すると完成です。
気をつけるべきポイントとしては、長すぎる蝶ネクタイを使用するとリボンの部分が大きすぎたりして不格好に見えてしまう場合があるということです。
そのことを防ぐためにも、調節フックや調節金具を利用することが大切です。
また上手にリボンの形を作れないという人は、バンド型やクリップ型のものがおすすめです。
これらはあらかじめリボンの形が作られていますので、装着も簡単にできます。
6.フォーマルな場でもおしゃれを楽しもう!
蝶ネクタイは本来フォーマルな場で着用するもののため、様々なルールがあります。
しかしその一方で個性的で知的な印象を与えることができるのが蝶ネクタイの魅力。
普通のネクタイを使ったファッションとは一味違った魅力を演出することができます。
周りの人とちょっと差をつけることのできるアイテムとして、蝶ネクタイにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。