1.リュックの着用シーンをイメージする


イメージ

メンズリュックを選ぶ前に、リュックのビジネス着用シーンをイメージしましょう。

リュックを通勤用に持ち歩くビジネスパーソンが増えているとはいえ、フォーマルな雰囲気には適さない場面も多くみられます。

金融関係や公務員といった世間的に堅めの業界や、お客様と接する機会の多い業種では、リュックで営業に出向いたり商談に立ち会うのは避けた方が無難です。

目安としては、同業内でリュックの使用者があまりにも少ない場合、リュックは適さないと判断した方がよいです。

その場合は、通勤用のリュックとは別に、オフィス来訪用の手持ちバッグの準備をおすすめします。

マスコミやIT、アパレルといった柔らかめで個性的と言われる業界では、リュックの使用が認められている場合もありますが、あまりにもカラフルなものや、ポケットやひもが多く付いているような派手な装飾や多機能のものは出来るだけ避けるようにします。

ビジネス用のリュックを選ぶデザインのポイントとして、黒やモノトーンといった落ち着いた雰囲気の色合いのブランドで、ロゴや装飾が目立たないものを選ぶと良いでしょう。

2.ビジネス用リュックにおすすめの機能


A4サイズ

ビジネスパーソンは、外回りや営業先に出向くときに顧客情報などをまとめたクリアファイルや、企画書類やパワーポイントなどのプレゼン資料などを格納したノートパソコンなどを持ち歩くことが多いです。

そのため、メンズ用リュックはクリアファイルやノートパソコンを収納できるものを選ぶと使いやすいです。

あまりリュックが大きくならないように、持ち物は大きくてもA4サイズまでにすることもポイントです。

通勤や外回りは長時間に及ぶことがあるため、リュックを長く背負っていても疲れにくい機能があると便利です。

ショルダーベルトの付け根同士をつなげる機能を持ったリュックは、腰まわりで重量を支えられ肩だけで背負う必要がなくなり疲労感が軽減されるためおすすめです。

リュックを背負っていると、スーツとリュックと密着している部分がこすれてしまうため、せっかくのブランドスーツを痛める原因になります。

スーツの肩まわりや背中の部分を痛めないために、ウレタン素材が用いられているリュックがおすすめです。

ショルダーベルトの内側と背中の部分にメッシュの機構があると、スーツを痛めないだけでなく通気性も高まるため快適に着用することができます。

3.収納のしやすさや軽さも重要




ビジネス用のブランドリュックを選ぶときは、内部構造が収納に優れているかどうかも重要な要素です。

リュックの外側は、通勤の邪魔にならないよう少々控えめなポケットを持ち、内部で小分けに収納できるものがおすすめです。

ペンやファイル、ノートパソコンをうまく分離できるように、内部ポケットが何層にも分かれていて荷物の整理がしやすい工夫がされているのがポイントです。

多くの収納機能を兼ねそろえたリュックを持つことで、荷物の重みが偏りが解消されるため、リュックを背負ったときのストレスを軽減できるだけでなく、荷崩れの防止にもつながります。

外出時はメンズ用のリュックを使って多くの荷物を持ち運ぶことが多いため、リュック本体はできるだけ軽量のものを選ぶようにしましょう。

一般的には、600gから800gのリュックがビジネスシーンで使い勝手のいい重量だと言われています。

また、リュックを手に取って持ち上げたときと、リュックを背負ったときでは重さの感じ方が変わることがあるため、どちらも確かめてから選ぶようにすることで失敗しないリュック選びが可能です。

4.実際に手に取って確かめよう


リュックの重さ判断は、大きく二つの方法で確認します。

一つ目は、リュックの持ち手から受ける「重力感」です。リュックの上部にあるストラップ部分を持ち上げて、どのぐらいの重さを感じるか確かめることで判断できます。

二つ目は、リュックに荷物を入れた状態の「背負い感」です。ショルダーベルトと身体とのフィット感によって、同じ重さの荷物でも感じ方は異なるため、実際に試着をして確認することがポイントです。

ショルダーベルトに脱着式スイッチが付いているタイプのものは、実際に取り付けてみて効果を確認しましょう。

また、ビジネスリュックの中には、ショルダー部分を取り外せたり、ストラップ部分に専用ベルトを取り付けられる機能を持つものもあります。

この場合、手持ちカバンやショルダーバッグとして兼用することができます。

フォーマルや普段使いにもリュック一つで簡単に楽しむことができるため、通勤やお出かけ時などの様々なシーンでブランドリュックを活用したいという方におすすめです。

これらの方法をうまく活用し、自分自身に見合うメンズリュックを見つけましょう。

5.おすすめのブランド三選


Jack Wolfskin



若年メンズ層に注目されているブランドです。

その中で「BERKELEY」は、重さ720gと軽量で機能的なポケットを持ち、A4サイズが収納可能な大きさのため、使い勝手の良さが特徴です。

値段も新入社員でも手が届く価格帯のため、リュックデビュー用としてもおすすめです。

INCASE



ビジネスバッグやPC用ケースなどを手掛けるブランドですが、ビジネス用リュックにも力を入れています。

その中で「staple backpack」は、内部にノートパソコン用の収納ポケットがあり、持ち運び時のPCへの損傷を防ぎます。

背中に触れる部分とショルダーベルトとの裏地はメッシュを採用しており、摩擦熱によってスーツが傷まないように工夫されているのがポイントで通勤用におすすめです。

Haglöfs



アウトドアで有名なヨーロッパのブランドです。アウトドア用のバックパックは一般的に生地が強いため、擦れるとスーツを痛めてしまうことがありますが、「Haglöfs KATLA 25」はクッション性に優れた柔らかい生地を使用することで、スーツへのダメージを軽減しています。

通勤で使えるリュック選びのまとめ


通勤用のビジネスリュックを購入するときは、外観や色合いをチェックすることはもちろんのこと、実際に手に取ってみて使い勝手を確認しましょう。

また、内部の収納にも気を配り、使用用途をイメージすることが大切です。

間違いのないリュック選びで、よりよいビジネスライフを送りましょう。