- 1.オーダースーツにはどんな種類があるの?
- 1-1 ゼロからすべて、思い通りに指定できるフルオーダー
- 1-2 既成のものに手を加えるパターンオーダー
- 1-3 短時間で、本格的なイージーオーダー
- 2.オーダースーツの鉄板デザイン
- 2-1 スーツのルーツ!イギリス発祥のブリティッシュデザイン
- 2-2 動きやすいアメリカンスタイル
- 2-3 個性を重視!イタリアンスタイル
- 3.これなら外れなし!シーン別オーダースーツ設計書
- 3-1 しっかりまとめたいビジネスシーンでのスーツ
- 3-2 ビシッと決めながらもメリハリを利かす 礼服用のスーツ
- 4.オーダー方法とデザインを押さえて自分だけのスーツを!
1.オーダースーツにはどんな種類があるの?
デザインをご紹介する前に、まずはオーダースーツの基本をご紹介します。
基本的に、オーダースーツを作る際には、3つの作り方があります。
1-1 ゼロからすべて、思い通りに指定できるフルオーダー
まずご紹介するのがフルオーダーです。
これはその名の通り、サイズや生地だけにとどまらず、細部のデザインまでも指定できるものです。
本当に何から何までを好きなようにできるため、入魂の一生もののスーツを作る際には、オススメです。
1-2 既成のものに手を加えるパターンオーダー
パターンオーダーは、すでにあるスーツの中からサイズを指定し、そのスーツに細かい調整を加えていく方法です。
大量生産されるラインで制作できるので、比較的に安価で早く作れることが特徴です。
1-3 短時間で、本格的なイージーオーダー
イージーオーダーは、簡単に言うなれば、ここまでご紹介してきたフルオーダーとパターンオーダーの中間です。
サイズを採寸し、それに合った型紙を選びそこに調整を加えながら思い通りのスーツへと整形していく方法です。
価格は安価に、それでも本格的なスーツを作ってみたい!と思う方にオススメできる、初心者向けのオーダー方法です。
2.オーダースーツの鉄板デザイン
さて、ここからはオーダースーツの鉄板デザインのご紹介です。
せっかくオーダースーツを作るのであれば、いつの時代も色あせることのないデザインでスーツを作りたいと思うのは当然です。
ここからご紹介する鉄板デザインは、その時々の流行に左右されることがなく、長く着ていても飽きることのないスーツを仕立てることができます。
2-1 スーツのルーツ!イギリス発祥のブリティッシュデザイン
一般に、スーツのルーツはイギリスにあるとされています。
さすがは紳士の国ですね。
そのイギリスで伝統的に親しまれているブリティッシュデザインの特徴は、美しいラインにあります。
肩幅やウエストは絞り気味に作られており、袖口もタイトです。
似合う柄としては、無地が好まれます。
基本的には暗色が多く、背の高く、細めの体型の人にオススメのデザインです。
また、質実で落ち着いたデザインであるため、信頼感をアピールできるため、営業マンによく着用されています。
2-2 動きやすいアメリカンスタイル
数多くの人種が住まうアメリカでは、どんな体型の人が着ても着こなせる、ゆったりとしたデザインが特徴です。
ブリティッシュスタイルとは対照的に肩幅やウエストは絞りが少なく、着ていて窮屈さを感じさせません。
スラックスも若干太めのもので、筋肉質でがっしりとした体型の方にピッタリです。
2-3 個性を重視!イタリアンスタイル
数あるデザインのスタイルの中でも、もっとも個性的でかつおしゃれなファッション性を持っているのがイタリアンスタイル。
特徴は、上品さと男らしさです。
全体的にはしなやかなラインを持っており、ヒップのラインが強調されているため、ジャケットは若干長めに、真ん中にスリットが入っている点も特徴的です。
また、イタリアンスタイルの中でもナポリやミラノ、ローマといった各地方により特徴が違うため、さらに自分の特徴にあったスタイルを見つけることが可能です。
3.これなら外れなし!シーン別オーダースーツ設計書
これまで、オーダースーツの鉄板デザインを紹介しましたが、結局のところボタンの数やポケットや裾など、細かいデザインの設計はどうしたら良いのか分かりませんよね。
そこで、ここからは2つのシーンを想定し、それに合わせたオーダーデザインの設計をご紹介します。
3-1 しっかりまとめたいビジネスシーンでのスーツ
・ジャケットのボタン 3つか2つ
・ラペル(下襟) ノッチド・ラベル
・ポケット フラップ
・パンツタック ノータックかワンタック
・パンツカフス(裾) シングル
ここでご紹介したのは、特にビジネスの場で失敗したくない際の設計です。
オフィスカジュアルなどの職場では、ラペルにこだわるなど、もう少しデザイン的に遊びを持たせてもいいでしょう。
3-2 ビシッと決めながらもメリハリを利かす 礼服用のスーツ
・ジャケットのボタン 1つ
・ラペル(下襟) ピークド・ラペル
・ポケット ノーフラップ
・パンツカフス(裾) シングル
・パンツタック ワンタック(シングルタック) など
友人の結婚式や、パーティに行く際に着用するスーツの設計書です。
こうした場で着るスーツは、ラペルはピークド・ラペルにしてみると華やかさが増します。
細部にちょっとした遊びを持たせることで、ワンポイントのアクセントになります。
4.オーダー方法とデザインを押さえて自分だけのスーツを!
今回はオーダースーツの鉄板デザインをご紹介しました。
オーダー方法には、大きく分けて3つの種類がありますので、実際にデザインの設計をしてみてどれにするかを選んでもいいでしょう。
これであなたもオーダースーツデビューです!