どうせ買うなら?
人生初のオーダースーツ。
1点ものを買うならやはり人気ブランドがいい!と思う方がたくさんいるでしょう。
せっかくお金と時間をかけるのだから、長く愛せるスーツを愛するブランドで作るのも、とてもいい選択です。
また、ブランドよりも、とにかく着心地のよいスーツに仕上げたいという方もいます。
それも大事な要素です。
オーダースーツを作るときは「どこで買うか」も拘る部分ですが、「どんなものを作るか」が非常に重要になってきます。
とくに「どんなものを作るか」で失敗すると、元も子もなくなってしまいますので、まずはどんなスーツが良いのか、しっかりと検討するようにしましょう。
サイズは超重要!
サイズによってスーツの見た目は大きく変わります。
大きすぎたり小さかったりすると、野暮ったい印象になってしまいます。
とくに、第一印象が鍵になってくる職業の方(営業職など)は、すぐに改善すべき点です。
シルエットひとつで悪印象になりかねません。
体型に合っていないスーツは着心地が悪く疲れやすいので、着ている本人にとっても、見ている相手にとっても良いことがありません。
オーダースーツの最大のメリットは、上から下まで自分の体型にフィットしたものが作れること。
体型に合ったサイズで、美しく綺麗なシルエットを手に入れましょう。
それぞれの特徴を捉えたうえでの生地選び
無地にするか柄物にするか。
オーダースーツは、好きな生地を自分で選ぶことができます。
スーツ生地には、原産国によってそれぞれ特徴があります。
■国産
季節によってウールやポリエステルの配合率を調整するので、四季に合った着心地のよいスーツに仕上がります。
■イギリス産
耐久性に優れています。ハリがあって硬く、肌触りはややざらざらしており、かっちりした仕上がりになります。
■イタリア産
イギリス産とは逆に、柔らかく滑らかな肌触りで、軽い着心地のスーツになります。
柄のバリエーションが豊富なので、人気があります。
選んだ生地によって肌触りや仕上がりが変わるので、この工程もサイズと同じくらい重要になってきます。
バンチブック(生地の見本)では、仕上がりを想像しにくく、完成品を着て「あれ?」となる場合がありますので、より鮮明に仕上がりをイメージできるよう、できれば現物をたすき掛けしてもらうことをおすすめします。
また、照明の色合いによって生地の質感や色合いが違って見えます。
できるだけ、明るい照明の下で確認してください。
要望が伝えやすいテーラーがいるお店を探す
テーラーとは、紳士服の仕立て屋のこと。
つまり、オーダースーツを作ってくれる人を指します。
「こんなデザインがいい」という明確な要望があっても、テーラーと意思疎通が測れなければ望み通りのスーツは手に入りません。
良いテーラーは、理想の仕上がりになるよう丁寧にカウンセリングをしてくれます。
一生ものになるスーツなら、裏地やボタンなど細かいデザインも拘りたくなりますが、予算によっては要望を伝えづらいこともあるでしょう。
そういったとき、気軽に相談できるテーラーがいると安心です。
フルオーダーであれば、テーラーと二人三脚で作っていくことになるので、要望を伝えやすいかどうかはかなり重要です。
信頼できるテーラーを見つけたら、予算と仕上がりのイメージをしっかり伝えましょう。
オーダースーツで大人の魅力
オーダースーツを作るときに大切なことは、サイズ、生地、要望を伝えやすい店選びです。
それらを重視したうえで、自分の好きなブランドにするか、とことん素材や仕上がりだけに拘るかはその人の好み。
流行っているけどアンバランスな着こなしになってしまうスーツは一旦お休みして、自分好みの勝負スーツのオーダーに挑戦してみてはいかがでしょうか?
美しいシルエットが大人の魅力を引き出してくれるはずですよ。