今回の依頼人である、下向さん。

オーダーテーマは、結婚式に着ていけるおしゃれな一着が欲しい。
そこで、オーダースーツ店「DIFFERENCE(ディファレンス)」(東京・南青山)に訪れた。



下向さんは、数着のスーツを持っているが、いずれもブラックスーツ。

いま一歩おしゃれに着こなすことができない、というのが悩みだ。

また、出席予定だという結婚式も数週間後に迫っているため、なるべく早く新調したいということもある。

スピード感という観点では、ディファレンスは群を抜く。その理由が同店独自のアプリを活用するサービスだ。

店に訪れる前に、自分がイメージしているスーツの情報を登録し、来店予約をする。



すると、通常であれば来店後にヒアリングする内容を、事前に店のスタッフが把握することができ、来店までに準備をすることができる。

依頼時の時間短縮につながり、オーダースーツ店が倦厭される理由の一つとして挙がる「時間がかかる」ことを解消している。

もちろん、飛込でも入店することは可能だが、お店でいろいろと悩んで進まなくなるくらいなら、このサービスは使わない手はない。

アプリ上でできることは、来店予約だけではない。
どのようなスーツを求めているのかまで選ぶことができる。

通常のオーダースーツ店であれば、生地、形、ボタン、ディティールなど、数十にわたる項目を会話しながら一つずつ決めていくのだが、同店では、全ての選択項目をアプリで決めておくことができる。



ネットの画面上で生地を選ぶのは難しいと思われるだろうが、同店のアプリでは、選択可能な生地の仕上がり見本が、全て掲載されている。

本来であれば、見本のスーツを作るのに数週間かかるため、それ自体を作らない店の方が多い。

しかし「仕上がりがイメージできない」というオーダースーツの課題を解決するため、ここではCGを駆使した見本写真を作っているのだ。



依頼人である下向さんも、アプリを登録し、事前にセレクト。

店に訪れてから、実際の生地やボタンなどを見ながらそれぞれを確認していく。

一から選んでいくよりも、ある程度のイメージができているため、数十分早く、ヒアリングの工程が終わった。



あとは採寸するだけ。

店に行かずとも、求める一着の目星を付けられるのは、他に類を見ないだろう。

次回は、革新的なサービスから生み出されるオーダースーツの仕上がりに迫る!