1.ビジネスコートにおすすめの秋冬コートの種類
秋冬向けのアウターと言っても、様々なタイプがあります。
その中で、膝上まである長めの丈と、前へかけて落ちる襟がスタイリッシュなシルエットを作り出すのが、ステンカラーというコートです。
ビジネススーツには必須とも呼ばれるアイテムの一つで、ボタン式の裏地のものは、裏地を外せば、秋冬だけでなく、春先などにも軽アウターとして羽織ることもできる、優秀なアイテムです。
チェスターフィールドコートは、背広襟が付いたスリムなシルエットで、襟がノッチドラペル、ボタンがフライフロントという隠しボタンが施されているタイプで、やや長めな丈が特徴的です。
イギリス発祥で、正装に用いられた歴史あるものなので、格式高いフォーマルな場面で用いられてきました。
ウール素材が使用されているので、秋冬にぴったりなアイテムです。
さらに、ウエストのベルトが魅力のトレンチコートは、「キング・オブ・コート」と呼ばれるほど、ビジネスマンにとって最もポピュラーな存在です。
防水加工の生地が用いられることが多いので、雨風にも強いという特徴があります。
2.スーツに合わせるコートを購入するポイント
秋冬用のビジネススーツに合うコートを選ぶ際に気を付けたいのは、試着する時の服装です。
ビジネススーツの上から羽織るので、ビジネススーツの上に試着することをおすすめします。
理想は、普段着用するビジネススーツを着て試着ができれば完璧です。
また、試着する時は、袖丈がビジネススーツの袖丈より長いかどうかを、必ず忘れずに確認しましょう。
袖丈が、ビジネススーツの袖丈と比べて長い場合、だらしなくみえる可能性がありますし、短すぎてしまうとみっともなく見えてしまう可能性があります。
自分自身の袖の長さに合うものを選ぶようにして、大きすぎることもなく、短すぎることもないジャストなサイズを選びましょう。
さらに、中に着用するビジネススーツより、着丈が長いかをしっかり確認することも重要です。
ビジネススーツを羽織って試着したら、丈もビジネススーツの丈より長いかどうか鏡で見て確認しましょう。
短すぎると、全身のシルエットが格好悪くなってしまうので、試着時には注意が必要です。
3.スーツに合うコートの着こなし術
ビジネススーツに合う着こなしをするためには、それぞれのアウターの特徴や魅力を活かした着こなしをするよう心掛ける必要があります。
チェスターフィールドコートは、最近ではカジュアルでも人気が高くなっているアイテムですが、ビジネススーツにもカジュアルにも両方に合わせたいのなら、デザインがクラシックなものを選ぶのがポイントです。
黒や紺、チャコールグレーのカラーならビジネスにも最適です。
また、トレンチコートの場合には、ウエストベルトの結び方によって様々な着こなしができます。
ボタンをきちんと留めて、ベルトの結び方を工夫すると、違うイメージを演出できる楽しみがあります。
前でベルトを縛れば、腰周りラインが細く見えるので、印象も引き締まります。
逆に、後ろで縛れば少々ラフな印象に変わりますので、結び方で違う印象を作り出すのもトレンチコートの醍醐味と言えるでしょう。
トレンチのシルエットはゆったりしていて丈長タイプが多く、羽織るだけで季節感を演出してくれるアイテムです。
4.まとめ
今回は、ビジネススーツに合う秋冬コートの種類や特徴にはどんなものがあるのか、購入する際のポイントや着こなし術についてご紹介しました。
自分にぴったりなものを選ぶことができれば、いつものスーツ姿をよりスタイリッシュに演出することができます。
いつもの着こなしが似合っていないと感じている方は、ご自身にぴったりな秋冬コートを探してみてはいかがでしょうか。