[お願いテーラー!] 営業力をアップできるスーツが欲しい! その3
タグ
働く男なら、一度は憧れるオーダースーツ。
しかし、購入方法も分からないし、お店に行くのも何だか気後れする…。
自分が欲しいと思う理想の一着って、どうすれば手に入るのだろう。
そこで、悩めるオーダースーツ初心者たちのために、「こんなスーツが欲しい」を実現してくれるテーラーをご紹介。
実際にat Order編集部員がテーラーにお伺いして、希望のイメージからスーツを作っていただいた、
新企画「お願いテーラー!」
オーダーでマイ・ベスト・スーツを作ってみたいと考えている方々は必見です!
今回のモデルは中山さん、24歳。
不動産会社に勤める営業マンなのだが、もう一歩、自分の営業力を高めたいと考えている。
そこで、「営業支援スーツ」というビジネスマン向けの一着をオーダーメイドできる「STUDIO COCOASSO(スタジオ ココアッソ)」に訪れた。
依頼から1ヵ月が過ぎたころ、スーツが到着した。
スタジオ ココアッソの店主・土方 洋さんが中山さんの腕に袖を通す。
中山(以下、中)「ニヤけてしまいますね(笑)」
土方(以下、土)「パンチが効いたスーツになりましたね。分かる人ならすぐにオーダーメイドだと分かるつくりになっています。」
今回のスーツの一番の特長は、ジャケットの襟にあるゴージ(縫い目)のラインが肩線(ショルダーライン)に近いこと。エリの開きが広いワイドスプレッドカラーなどのシャツを合わせると、ラインが揃う。
土「私が仕立てるスーツは、この形を特徴にすることが多いです。肩回りがコンパンクトにまとまって、印象がとても良くなるんです。」
第一印象において、顔の次に目がいくのが首周りなのだそう。
ネクタイや襟元の清潔感などが重要視されるというのもうなずける。
Before
After
この日、元々着用していた中山さんのスーツと比べてみると一目瞭然。確かに肩回りと首元がスッキリした印象だ。
中山さんは、パンツに足を通すと、さらにはっきりとした違いに気付いたという。
中「自分が持っているパンツは、しゃがんだり、座ったりするのが不自由に感じていました。細いラインがかっこいいと思っていて、我慢していたのですが、間違いでしたね。」
座る、歩く、しゃがむといった動きに対するストレスを感じさせないためのゆとり。
これは、仕事に使うための構造だ。
中「これまで着ていたスーツがジャストサイズだと思っていたのですが、着比べてみると、すごく小さく感じました。鏡で見るとパツパツにしか見えなくて…ちょっと恥ずかしいですね。」
その他にも、ビジネスシーンに有効となるポイントがある。
1箇所だけ赤色にした、袖口のボタンホール。
商談など座った状態で人と対峙すると、ジャケットの袖口はとかく目に入る。
言葉にせずともオーダーメイド感を伝えることができ、知っている人とならば会話のきっかけにもなる。
スーツを仕立てる際の遊び心の一つとして、近年、流行っているそうだ。
営業職にとって、第一印象は重要である。
その中でスーツは大きな部分を占める要素であることは間違いないだろう。
土「私は、お客様とは友達になっていきたいんです。依頼する側としても、本当に信頼できる人に仕立ててもらった方がいいと思うんです。スーツはもちろん好きなのですが、お客様の力になれた瞬間、感謝の言葉をいただけたときが一番嬉しいんです。だから、ただ作るのではなく、お客様の役に立つ一着を提案させてもらっています。」
せっかく仕立てるならば、好みやかっこよさだけでなく、自身の仕事をアシストしてくれる“相棒”を手に入れてみるというのはいかがだろうか。
今回取材にご協力いただいた、
STUDIO COCOASSO 土方さん
モデル 中山さん
のスナップ写真も上記リンクからどうぞ!