今回のモデルは中山さん、24歳。
不動産会社に勤める営業マンで、社会人2年目というフレッシュマンだ。

そんな中山さん、日々の業務に大きな悩みはないものの、もう一歩、自分の営業力を高めたいと考えている。

「営業は見た目が重要」とも言われるが、スーツ一つでこの悩みを解決できるのだろうか。

訪れたのは、東京・恵比寿にある「STUDIO COCOASSO(スタジオ ココアッソ)」。

駅から徒歩すぐにあるマンション内の一室に店を構え、「営業支援スーツ」というビジネスマン向けの一着をオーダーメイドしている。




店内に入ると、店主の土方 洋さんが迎えてくれた。

早速、中山さんが「欲しいスーツ」についてヒアリングを始める。

営業職である中山さんは、仕事着でもあるスーツに対して意識は高い。

不動産を扱うために年配客との応対が多く、実年齢よりも落ち着いた雰囲気に見えるような一着が欲しいと言う。

これまでも、ブランド系のスーツを購入したり、ジャケットとパンツをそれぞれ購入してコーディネートしたりと自分なりの努力はしてきたものの、今一つ効果を感じられなかったそうだ。


土方(以下、土)「『装い』と『ファッション』は違います。まずはその違いを明確に理解することで、中山さんに必要な一着が決まっていきますよ」

土方さんは、「装い」は対峙する相手にどのような印象を与えたいのかで決まる服装、「ファッション」は1人で楽しむ服装であり、それらが全く異なる属性であるということを理解しなければならないという。

スタジオ ココアッソで提案している「営業支援スーツ」とは、ビジネスシーンで使える「装い」だ。


これまで同店の実績は枚挙に暇がない。

例えば、輸入車ディーラーをしている客がいた。
保守的な業界のために、あまり派手なスーツは倦厭されていたが、土方さんはその客に色鮮やかなブルーのスーツを提案し、それを着続けるよう進言した。

すると、彼が勤める店の中で、客相手に彼=ブルーという強烈な印象を残すことに成功し、結果的に売上げが1位になったという。

その他にも、政治家や営業職など、対人の印象付けが重要とされる仕事に就く多くの客が同店を利用しているそうだ。


ビジネスシーンにおいて、第一印象が良いことに越したことはない。
さらに、初見で与えた印象を覆すことほど難しいこともない。

土「第一印象は必ず記憶に残ってしまうもの。なので、せっかくなら良いイメージを残しておいた方が良くないですか?」

ビジネスシーンで使える、中山さんに適した「装い」とはどのような一着なのか。
次回は営業支援スーツのオーダー方法に迫ります!